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オリーブホットハウス

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今回、インタビューさせていただいたのは、社会福祉法人「オリーブの会オリーブホットハウス」にて活動されている勇川昌史さん。勇川さんはオリーブホットハウスで施設長・管理者を務めておられます。今回は、主に「食」に関わる内容のインタビューを行いました。

インタビュー

――オリーブの会とはどんな団体なのでしょうか?

「オリーブの会は、障碍を持った方々、特に統合失調症や躁鬱病などの心の病をもつ方々の就労復帰、社会復帰を支援している団体です。ただ社会復帰を支援するのではなく、その活動にはそういった方々が社会貢献をしつつ就労を目指せるような方法を考え、提供することに重きを置いています。

オリーブホットハウスは、その活動の中心となる場です。特に「食」というくくりで言うなら、農業を通じた活動がメインですね。」

――農業を通じた活動?

「はい。ここに来られる方々は、山科区小山にある、地域の畑を利用した「オリーブ農園」でボランティアの方々と一緒に働かれています。農作業というものは、いわゆる生産的活動の根幹となる作業ですよね。その作業をツールとして、地域に貢献しながら徐々に人とのつながりを作ってもらう、ということです。農場はどうしても一人では管理できないですから、農業を成功させようとすると、自然に人との交流も増えていきます。オリーブ農園で作った農作物は近くのスーパーに直接運ばれ、そのまま店頭に並び、それらの売り上げが働いた方々のお給料の一部になります。」

――今の時期はどんな作業をされているのでしょうか?

 「夏野菜の収穫ですね。トマトとかキュウリとか。秋にはサツマイモ、冬にはダイコンなどを収穫し、それらをうちで加工してお菓子などの商品にする活動もしています。他にも大豆、黒ゴマといった国内であまり作られない作物も育てていますね。」

――はーなるほど…。いわゆる地産地消って感じですねー。

 「まさにそうですね。地域でできたものをその地域で使うことって大事だと思います。加工の作業を通じて、自分達の料理がどんなふうにできるのかも知ってもらえますしね。」

 

――結構農業だけでも色々されてるんですね。この活動はなぜ始まったのでしょうか?

 「『オリーブの会』の活動の始まりは30年前、それから今まで活動してきました。当時は障碍者の方々に対する社会の認識が弱く、その方々を支援する施設がほとんどありませんでした。『施設がないなら増やそう。』と考えた家族の方々が主体となって始めた活動が、今の『オリーブの会』になりました。『オリーブホットハウス』はその当時から変わらず現在に至るまで使われています。」

――勇川さんはどういったきっかけでここに?

「ぼくですか。ぼくはもともと大学で福祉の勉強をしていて、卒業後はサラリーマンとして働いていました。でも、『これって僕が本当にしたいことなんかな…。』と思って脱サラし、ここのバイトとして働き始めました。もともと福祉の勉強をしており、余っていた農具を使って何かできないか、という団体の理念のもとで、団体の方々と一緒に農業活動に取り組み始めました。

――現在はどのように活動されているのでしょうか?

「どうやったら施設の方々のためになるか。それを探すために勉強の毎日ですね。普段の仕事をしながら大学院に通って研究をしています。」

――研究ですか?

「はい。どのようなプロジェクトを企画すれば施設の方の満足度を向上できるかの研究です。それを通して一番思うのは、やっぱり多くの人と関わることがすごく重要だなということですね。」

――仕事をしながら勉強って大変じゃないですか?

「そうですね確かに(笑)。でも充実してますよ。」

――最後に勇川さんの夢をお聞きしてもよろしいでしょうか。

「こういう施設(オリーブホットハウス)が将来的に無くなればいいかなと思います。障碍者の方々が社会で普通に暮らせるようになれば、その方々を支援する施設は必要なくなるわけです。そういう社会を目指して、僕もオリーブの会も頑張っていきたいです。」

基本情報

病院・施設名オリーブホットハウス(福祉・施設)
小学校区山階小学校
中学校区安祥寺中学校
住所〒607-8142 京都府京都市山科区東野中井ノ上町3-33
電話番号075-591-4669
FAX075-591-4679