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Aria Violin Workshop

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作って弾けるバイオリン教室

9:00~20:00 不定休

インタビュー

自分だけの音色を作るバイオリン工房御陵駅から南に自転車で3分ほど。閑静な住宅街にAria Violin Workshopはあります。ガラス張りの工房は明るく、木の匂いがしていました。そんな素敵な工房でバイオリン作りのレッスンをされている山本さんにインタビューさせて頂きました!

バイオリン工房を開くことになった経緯を教えてください

「私は、バイオリンは弾くのですが、それを始めたのは二十歳からでした。その頃は、楽しく弾いていたのですが、やはり演奏を仕事にするには、ちょっと限界が見えますよね。そこで何らかのバイオリンと関わる仕事をできないものかという風に考えたところ、そして『あ、バイオリンって作れるんだ』っていうのを知り、それから、バイオリンを作ってみようと思いました。まずは工房へ行ってバイオリン作りを習いました。そこで一人で作れるようになりました。しかし、それだけで終わりだと勿体ないので、『もしかしたら私みたいにバイオリンを作りたいと思っている方がいらっしゃるのかもしれない。その人の力になれるようにしていきたい。』と思い、バイオリン作りの教室を始めました。一般的にバイオリン職人というとバイオリンを作ったり直したりお手入れしたりっていう仕事がメインになってくるのですが、私の場合はバイオリン作りの教室をメインにやっています。そこが他の職人とちょっと違う所だと思います。」

いくら好きでも、楽器を作るところまでは行きませんよね?!(笑)けっこう特殊なケースでは?

「そうですね。(笑)3歳とかからバイオリン演奏をやっている人の様に日常の中に当たり前にバイオリンがあったのではなく、大人になって初めてバイオリンに触れたことが新鮮だったからじゃないでしょうか。二十歳から新しい事を初めて、知らない世界に興味を持ったのでしょう。」

ではどうして二十歳からバイオリンを始められたのですか?

「学校を卒業、就職しましたが、忙しい仕事ではなく比較的自由な時間がありました。そこで何かできないかなと思った時に、たまたま知り合いの方がバイオリンをやっていて『やってみないか』と誘われて、始めました。」

Aria Violin Workshopのことを教えて下さい!

「作る教室というのが一番の特徴なのですが、もう一つの特徴としては、作ったバイオリンを使いみんなで弾けるような楽団を作りました。バイオリンを作った、終わった、その後の受け皿も用意しています。でも何よりバイオリンを作って完成した瞬間というのがとても楽しい!!その後に弾ける場所があるっていうのも、みなさんには喜んでいただけます。生徒数は12人男女半々年齢層もバラバラです。バイオリン弾いていた方も、まったく触ったこともないという方もいらっしゃいます。

ジブリ映画に「耳をすませば」という作品があり「バイオリンって作れるんだ」っていうのを多くの方に認識していただけたみたいです。ピアノとか金管楽器などは工場で作るのですが、バイオリンなどは木と道具さえあれば機械は不要で個人で作る事が出来ます。全部自分の手で作れるので、そういう意味では趣味で作る事が出来る楽器です。」

生徒の方はやはりそういった点に魅力を感じて通われているのですか?

そこでバイオリン製作教室にいらっしゃっていた生徒の井口さんにお聞きしたところ井口さん「夢中になれる趣味が欲しいなあと思って。あとはやっぱり自分の作った楽器で演奏したい!自分の音色になる感じっていうのかな。」

山本さん「作った人の性格とかは反映される事が多いです笑

そして、自分で作った楽器で演奏するのは格別ですよ!!例えば、自分で作ったケーキを食べるの、いいでしょ。あんな感じ。

バイオリン製作教室に週一でレッスンに来ていただいて、完成までに1年半から2年かかりますが完成したときは感動ですよ。」

バイオリン作りのどこが好きですか?

「バイオリンに使う木材って、一個一個性質が違います。それぞれに性格があります。

この木の素材の力を生かすにはどんなふうに設計すればいいのかっていうのを考えるのが、すごく楽しいです。木の個性を最大限に発揮するような設計をするところが一番バイオリン作りで好きなところです!0.1mmの世界ですから、とても繊細です。」

では次はバイオリンを演奏するうえで好きなところをお願いします!

「バイオリンという楽器は、いろんな楽器の中でもすごく音が弱い楽器です。わかりやすく言うと音が小さい。ピアノとかだとホールでソロリサイタルしますよね。

でもバイオリンがソロでリサイタルしようとするととても強い大きな音を出さなきゃいけない。だからオーケストラで演奏する時も、他の楽器より多く配置されバイオリンは10人20人と必要になります。バイオリンを弾く時には1人で弾くよりも、2人とか3人みんなで集まって弾く方が音が強く大きくなり美しく聞こえます。そこがバイオリンを弾く中で一番楽しいかな。例えばピアノを10人で弾いたら、騒々しくなりますが、バイオリンだと本当に綺麗です。」バイオリンを作るにしても演奏するにしても、魅力がたくさんなんですね!

では、今まで大変な事はありましたか?

 「バイオリンを作りたいと思っている人、生徒さんを見つける手段が難しい。バイオリンを弾く人が人口の1%だとしても、その中で作りたいという人はさらに少ない。そこにどうアプローチするかが本当に難しい。実際の生徒さんの獲得方法というのがインターネットのホームページ。見ていただいているってことはお客さんからアクセスしていただいているってことで…逆にこっちからアプローチする方法がないです」

ほかにはありました?工房をはじめられる前とか…

「う~ん?これと言ってたいしたことは…まあみての通り気楽にやってるので(笑)日々、楽しくやっております。」

ええ!それはすごい!新しいことを始めるときにブレーキとかかかりませんでした?

 「ブレーキは…ないですね。やるしかない!って。(笑)  勢いっていうのでしょうか。」

私の場合、何かをするのってすごいブレーキかかっちゃうんです。

 「好きなものとかやりたいことはありませんか?」

う~ん、ないです…。山本さんはバイオリン以前に何か好きなものはありました?

 「ギターはしてましたよ。あとはボーイスカウト。」

ギターでは引っかからずにバイオリンには引っかかったんですね(笑)

「そうですね(笑)そこもまた面白いなと(笑)

 僕も二十歳でバイオリン演奏を始めて、25で工房に行って30で自分で工房を開いたんですけど、25ぐらいまではボーっとして毎日過ごしてたんですよ。あるとき、『これだ!』と思って。突然見つかったんですよ。だから今は、まだ自分の道が見つかっていない方もそのうち見つかるとおもいます。そしたら自分の道に迷わず行けると思います」

勢いで?(笑)

「勢いで!!!(笑)」

そう笑顔で山本さんの言葉に迷いはありませんでした。好きという気持ちで人生をまっすぐ歩んできた証拠ですね!

最後に、これからの山本さんの抱負をおねがいします!

「1人でも多くの生徒さんにバイオリンを完成させていただけるように頑張りたい。バイオリンと言う楽器は何年くらい命があるか知ってますか?ピアノだと50年ぐらいと言われています。ところが、今有名なバイオリンの多くは1700年代に作られているんです。つまり300年ちょっと。でもバリバリの現役です。これらは骨董品とかではなく、ちゃんと弾ける。バイオリンの命っていうのはほとんど無限なんですよね。だから、みなさんの作られたバイオリンはずっと残るんですよね。自分の命よりも長く残る楽器になります。将来、自分だけじゃなくていろんな人に使ってもらえたりします、バイオリンを作るという事は新しい命を生み出すということ。そういうことを多くの方に経験していただけるのは、私にとってありがたいことです。」

ありがとうございました!!

山本さんの「バイオリンが好き」と言う気持ちがとても伝わってきました。とても穏やかで、話していると、自分も優しい気持ちになれるような方でした。山本さんが作られたバイオリンで、山本さんが奏でる音色も本当に綺麗で「作った人の性格が反映される」という言葉にも頷けてしまいます。

自作のバイオリンで、自分だけの音色を。ぜひ、Aria Violin Workshopに足を運んでみてくださいね!

基本情報

教室名Aria Violin Workshop(文化)
小学校区鏡山小学校陵ヶ岡小学校
中学校区花山中学校
住所〒607-8498 京都府京都市山科区日ノ岡石塚町33-3
電話番号075-501-1611